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NEWSスポーツ指導現場に「技術指導力」と「人間力」を兼ね備えた指導者を派遣~廣済堂と日本体育協会との共同プロジェクトについて~
学校の運動部活動は、スポーツの素晴らしさを学ぶだけでなく、異学年との交流などから授業では得られない社会性を身につけ成長する貴重な場でもあります。しかし昨今、“教員の多忙化” や “ ブラック部活動”がニュースとなり、社会問題化しています。日本体育協会の調査によると、現在日本の運動部活動では、下記のグラフの通り当該競技種目の競技経験がない教員が運動部活動の指導者にあたるケースが多くみられます。
【グラフ:教員指導者の現状(担当教科と競技経験の有無)】
このように“専門的指導力の不足”による十分な技術指導の欠如、土日や放課後の長時間の活動が常態化した“教員の過重労働”などに加え、顧問の教員が部活動に時間をとられ、学習や生徒指導等、本来の教員業務に専念できないという問題も生じてきております。
「公認スポーツ指導者マッチングサービス(仮称)」は、当該競技種目の有識者(公益財団法人日本体育協会公認スポーツ指導者資格保有者)を活用した学校やスポーツクラブ等への外部指導員派遣プロジェクトです。スポーツ指導者養成に関する長年の実績を持ち、およそ14万人以上のスポーツ指導者のデータベースを保有する日本体育協会と、人材派遣業で長年の実績を持つ廣済堂が、両社のデータベースやノウハウを活用することにより、スポーツ指導スキルが高くパーソナリティーの優れた、いわば “技術指導力”と“人間力”を兼ね備えた最適な指導者を指導現場へ派遣することができるのが最大の特長です。
当プロジェクトは、当該競技種目の質の高い指導者を指導現場へ派遣することにより、技術向上、メンタル面の向上を図る基盤を創出するとともにプレーヤーとなる生徒個人の健全育成が一層図れるよう、より良い環境づくりに寄与してまいります。
【記者発表風景:右から廣済堂 根岸取締役、日本体育協会 泉副会長兼専務理事、同会 ヨーコ ゼッターランド常務理事】
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