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NEWS廣済堂と福島印刷の業務提携モデルの拡大について
2015年6月に締結した両社における業務提携は、両社の保有するリソースを効率的に活用し合う事業最適化システムである「シェアモデル・マネジメント」として、コストとリスクを低減させ競争力強化を図ってきたと同時に、個人情報を取り扱うデジタル印刷設備をシェア利用するに際しての通信系、データ処理系、生産フロア等の高度な時間分割独立管理システムとルール体系に基づく「シェアポリシー」による共同運営を実現し、デジタル印刷領域での実績を拡大してまいりました。
今回の導入は、業務提携モデルの拡大に向け出版印刷や商業印刷の営業領域におけるデジタル印刷サービスの拡大や深化を目指す廣済堂の独自設備による事業展開の強化と、金沢工場とさいたまサテライト工場を稼働している福島印刷のさいたま工場内でのBCPリスク解消と金沢との3拠点による冗長化モデルを実現することで、両社におけるお客さまへのサービスと品質・納期保証の強化を図ります。
加工分野においては、福島印刷のサテライト工場内の圧着はがき加工ラインのほか、廣済堂のさいたま工場内には、従来の封入封緘ラインに加え、新たにデジタル印刷に対応した製本加工ラインを導入。「DM」「封書」「BOD」のいずれにも対応できる体制でお客さまのニーズにお応えします。
廣済堂は出版印刷に強みを持ち、傘下に廣済堂出版や廣済堂あかつきという出版子会社を保有。また商業印刷事業、ITソリューション事業、知財情報事業、人材事業、ライフスタイルデザイン事業、文教関連事業、葬祭事業など幅広い顧客資産とさまざまな事業領域で培った総合力を活用し、単なる印刷サービスにとどまらず、CRM時代におけるOne to One型の最適なマーケティング戦略やITソリューションを併せて提供し、顧客のニーズに的確にお応えする「マーケティング・プラットホーム」や「リアルとネットの融合」ビジネス展開を加速してまいります。
福島印刷は2008年から消費者の嗜好に合わせたOne to Oneドキュメントの自動生成と、バリアブル印刷を組み合わせたソリューションである「パックサービス」を提供してまいりました。複数のDM企画をまとめて生産することによるスピード化や、開封トラブルに強く、印刷に制限のない後糊方式が高い評価を得ています。今後はビジネスプロセスアウトソ-シング市場も積極的に開拓しながら、その事業を拡大してまいります。
今回の業務提携モデルの拡大により、両社の強みを組み合わせることで、お客さまの事業活動をサポートしてまいります。なお、本ビジネスにおける両社の売上高は3年後には10億円と予想しております。
※1 Truepress Jet520 HD: 株式会社SCREENグラフィックソリューションズ提供
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