リ・クリエイト

名画が描かれた時代の"色"を再現する「リ・クリエイト」作品を全国へと展開

動画<リ・クリエイト>(1分17秒) ※この動画は2013年に制作したものです。

当社は、過去に描かれた名画の色彩を科学的なアプローチと最新のデジタル印刷技術により再現する「リ・クリエイト」という複製画の手法を開発。時代を超えて新たな生命を吹き込まれた「リ・クリエイト」作品による展覧会を開催し、新しい美術鑑賞のスタイルを提案しました。

第1弾
世界各地に点在するフェルメール作品を複製画によって一堂に展示

"光の画家"とも称されるヨハネス・フェルメール(1632-1675)は、レンブラントと並びオランダを代表する画家として、その作品は今も日本をはじめ世界中の人々を魅了し続けています。

「リ・クリエイト」事業の第1弾は、フェルメール。発案者はフェルメール愛好家として有名な分子生物学者の福岡伸一氏。フェルメール全37作品を制作年代順に原寸大で再現した夢の展覧会となりました。
この展覧会で、当社は複製画の制作、館内案内のアプリ開発、作品案内パンフレット、各種グッズの制作などをしました。

最新のデジタル画像加工+印刷技術が美術作品に新たな生命を吹き込む

「リ・クリエイト」とは、作品をコピーするのではなく、描かれた当時の色彩を再現するという新しい複製の考え方です。
フェルメールの使用した絵の具の種類や材料がわかっているため、現在経年して退色した色彩が350年前当時どのような色彩だったかは、科学的に推測することができます。そうした考証をもとに、最新のデジタル加工技術により画像処理を施し、色彩の再現性に優れた最新のデジタル印刷機で、しかも当時と同じキャンバス地に印刷を行うことで、複製画の域を超えた「リ・クリエイト」作品が誕生しました。
フェルメールの「リ・クリエイト」作品は、2012年にオープンした「フェルメール・センター銀座」で、『フェルメール 光の王国展』と題する企画展として一般に公開され、連日多くの来場者を集めました。
この企画展は、現在でも全国各地で開催されています。

リ・クリエイト事業の第2弾として、葛飾北斎を題材とした企画展を開催

フェルメールに続き、当社が「リ・クリエイト」に挑んだのが、江戸時代後期の画家・"東洋のダ・ヴィンチ"とも称された浮世絵師、葛飾北斎です。
館長に『フェルメール 光の王国展』でも館長を務めた福岡伸一氏、総合プロデューサーに美術評論家の伊東順二氏、総合監督に日本画家の千住博氏を迎え、2013年1月より、『あっぱれ北斎 ! 光の王国展』と題する企画展を開催しました。
この企画展では、イギリスの大英博物館をはじめ世界有数の美術館所蔵の多数の版画原画像をもとに、『冨嶽三十六景』46点と『諸国瀧廻り』8点を拡大版と原寸版にリ・クリエイトしてメイン展示。またサブ企画として、北斎漫画約4,500点を含む1万点余りの北斎画をリ・クリエイトによりデジタル化し、さまざまな仕掛けにより展示しました。
北斎が描いた200年前の色彩を再現した会場には江戸庶民が見たであろう北斎画の色鮮やかな世界が現代に蘇りました。

  

アフリカの大地が生んだ異才の画家S.G.ムパタとその仲間たちの作品を「リ・クリエイト」

オランダ、日本と、東西の名画を巡るリ・クリエイト事業の次なる舞台は、アフリカへ。野生動物の宝庫といわれるアフリカで、美しい動物たちの姿を描き続けた異才の画家、S . G .ムパタ(1942-1984)とその仲間たちの作品を取り上げました。
S.G.ムパタはタンザニア生まれ。建築用のハード・ボードにペンキで絵を描く独特の画法による「ティンガティンガ派」の創始者である兄、E.S.ティンガティンガから直接絵画の手ほどきを受けた、第2世代にあたります。自由な色彩とモチーフ、不思議な色づかいと愛らしい表情で描かれる動物たち。彼の描いた絵画には、一度目にしたら忘れることのできない強烈なインパクトとともに、その絵を見る人たちの心に笑顔を宿らせる、不思議な魅力を持っています。
2013年9月、ムパタと彼の魂を受け継いだティンガティンガ派の画家たちの作品に最新の「リ・クリエイト」技術により新たな魅力を吹き込んだ作品約80点を展示した企画展『ムパタとその仲間たち展』を東京・渋谷で開催しました。


当社では今後も、世界各地へと題材を求め、「リ・クリエイト」の技術をこの他の美術作品にも活用し、新しい美術鑑賞のスタイルを広めていきたいと考えています。

本件に対するお問い合わせ

株式会社廣済堂
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