株主の皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
また、平素は廣済堂グループへの格別のご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
当社グループ第46期(平成21年4月1日から平成22年3月31日まで)の決算が終了いたしましたので、ご報告申し上げます。
当期におけるわが国の経済は、一部に政府の景気対策などにより持ち直しの動きが見られましたが、企業収益の悪化、設備投資の低迷、雇用情勢の停滞などにより、依然として厳しい状況にありました。
当社の基幹事業が属する印刷業界におきましては、景気後退の影響による印刷需要の減少、受注競争の激化による単価下落、出版市場の縮小などを受けて、厳しい経営環境となりました。また、もう一つの柱である求人広告業界におきましても、景気対策により一部で雇用環境に改善の兆しも表れてまいりましたが、企業の採用意欲は依然として低水準のまま推移いたしました。以上の結果、当期の連結売上高は39,743百万円(前期比14.3%減)となりました。また連結営業利益は、業務の効率化、固定費削減などの効果により2,017百万円(前期比8.6%増)となりました。連結経常利益2,145百万円(前期比4.7%減)、連結当期純損失は、固定資産の売却損などにより591百万円(前期純損失1,478百万円)となりました。
廣済堂グループは、昨年の創業60年を一つの区切りと捉え、本年を「廣済堂 再生の年」として、「経営の再建」「事業基盤の強化」「未来への成長路線」および「社風の浸透」を経営方針の4つの柱として取り組んでまいります。
「経営の再建」では、全事業の健全化と財務体質の早期改善を強力に推し進めてまいります。
「事業基盤の強化」では、不採算事業の撤退、成長事業分野の強化を図り、“選択と集中”を徹底してまいります。基幹事業である印刷事業では、製造業の原点である「お客様のためのモノづくり」を全従業員で共有し、安定した品質の供給を第一に考えて、TPM活動を推進し、品質保証体制の充実を図ってまいります。
また、印刷事業で培った「高いデータ処理能力」「コンテンツの制作技術」を活かして、システム構築・運用事業、ウェブサイト構築事業などを進めてまいりましたが、今後は付加価値を増大するため、制作だけにとどまらず前工程である企画、マーケティング分野の拡充に力点を置き、IT分野で事業領域を拡大してまいります。なお、ITのノウハウをフロントに置いたワンストップ営業戦略を推し進め、印刷需要の掘り起こしに努めてまいります。
人材事業では、激変する市場に柔軟に対応できるように業務効率の改善と営業力を強化し、4月に地域密着の求人媒体3社と合同で立ち上げました求人ポータルサイト「47都道府県求人サイト」の拡大・充実に努め、より満足度の高いサービスを提供することで、求人市場のニーズに対応してまいります。
「未来への成長路線」では、市場の変化に迅速に対応できるよう未来への展望を常に視野に入れ、新規事業の創出と育成にも注力してまいります。「社風の浸透」では、創業の精神である「進取の精神」を社員の合言葉に、時代の変化を見据えた技術開発や商品開発、サービスの改善に取り組んでまいります。
廣済堂グループは、印刷、人材サービス、出版、葬祭、ゴルフと事業領域は多岐に亘っており、目指すところはそれぞれ異なりますが、各事業部門の強みや特徴を活かして各事業の最適化、またグループの経営資源を最大限活用した全体最適化を目指し、お客様のニーズを第一に考えた製品やサービスの提供を進めてまいります。
内部統制システム、コンプライアンス体制の強化はもとより、個人情報の保護や情報セキュリティマネジメントシステムの適切な管理・運用に一層努め、コーポレートガバナンスを強化してまいります。また、環境負荷の少ない材料、技術の導入に積極的に取り組み、企業の社会的責任を果たし、法と社会倫理に即した企業理念を実践してまいります。
株主の皆さまにおかれましては、今後ともご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
平成22年6月





